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学校連絡のメール配信

 

 学校連絡をメールで配信するシステムがにわかに公立学校でおこなわれるようになった。緊急連絡を学校の保護者と教職員の携帯へ一斉にメールで配信するもの。

 いまは新型インフルエンザで学校はてんやわんやだし、この前、台風が来たし、その前には地震が起きた。あるいは運動会を雨の日と雨の日の間の奇跡的な晴れの日に強行した。こういう非常時の連絡にはたいへん便利だ。

 しかし気になる点がいくつかある。このシステムは民間のものだ。高速道路を利用するのにETCが便利で料金も安くなるため、結局多くの人がETCを利用しようということになってETC関係の業者をもうけさせたように、携帯電話会社やそれにかかわる各種の通信業者をもうけさせることになる。しかも配信システムの場合、いったいどこの業者をもうけさせているのか、その業者が見えない(知る必要もない、空気のような存在という感じ)。

 さらには携帯を持っていない保護者や教職員は通常の連絡システム(連絡網による電話連絡)を受けることになるが、この連絡網が手薄・手抜きになる傾向がある。結局だれでも携帯を持たないと不利となり、デジタルデバイド(情報格差による社会格差)を引き起こす。

 もう一つ気になるのは、民間に集められた個人情報は、ほんとうに守られるのか。最近は卒業アルバムにさえ卒業生の住所を載せないし、クラスの連絡網もなかなか作成しにくくなっているほど、学校は個人情報に途方もない気を遣っているが、一方でこのような民間システムを導入して個人情報をすっかり一企業に預けさせている。この落差はなんだろう?

 町内の通常の連絡の「配信システム」は回覧板。手渡しだ。緊急連絡は電話。これも相手の顔が見える。近所のばあいはこういうことが可能だが、学校のばあいは物理的に無理。とはいえ、なんとなく学校に「血が通わなくなっている」ようにも感じる。

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mojabieda * 学校 * 08:23 * comments(0) * trackbacks(0)

土肥信雄先生の講演会ひらかれます

 前都立三鷹高校長の土肥信雄先生の講演会が8月17日の午後1時から、静岡市の「県教育会館」4階大会議室でひらかれます。
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mojabieda * 学校 * 05:57 * comments(0) * trackbacks(0)

シリーズ 教員免許予備講習を受講して 4

              千葉のある先生のレポートのつづきです。

 「受講とその後の感想」

 講義を受けた感想ですが、やはり講義する方によるのだなあと思いました。丁寧な講義内容で役に立つものもあれば、話がヘタな上、態度は横柄だし(マイクも自分でつけずに大学職員2人につけさせていてびっくりした)全く時間の無駄だったと思われるものもありました。はっきり言って、大学の様子がわかったというのが一番の収穫たったかもしれません。丸2日間、朝から晩まで授業を受け、昼食は大学の食堂で食べていましたので、オープンキャンパスで公開授業を聞くよりもはるかに、講師の質、大学職員の様子などがよくわかりました。そういう意味では、いい経験だったかもしれません。ただ、兵庫県の大学なので、今後、千葉から進学希望する生徒がいるかどうか、疑問ですが。

 私は今回の講習でかなりエネルギーを使ってしまったので、あと18時間残っていますが、今はもうすっかりやる気をなくしています。教頭にも「単位がとれなかったら、1年間休職します」と言ってあります。そのくらい、疲れました。友人経由で聞いた話と比較すると、A大学の今回の予備講習は、かなり厳しいほうだと思います。中には、楽しい講習やためになる講習もあったようです。そういう講習なら、受けてみてもいいかなと思います。ただ、免許更新制度自体、廃止してほしいです。服務も、私は研修と言われて研修承認願と報告書を書かされましたが、職免の学校もあったようです。学校によるのではなく、統一した基準にするべきだと思います。

 免許更新講習は、私たち現場の教員には何のメリットもなく、たとえ、近隣の大学等で受講したとしても、時間とお金を使い、挙げ句の果てには「試験が出来ないと履修は認められない」なとど脅されて、本当に腹が立ちます。

 以上、予備講習の内容というよりは、私の夏の旅行のような内容でしたが、少しでも参考になればと思い、書かせていただきました。


 ありがとうございました。たいへん参考になりました。今年度、あと18時間ありますが、ぜひ無事にクリアしてください。



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mojabieda * 学校 * 06:23 * comments(0) * trackbacks(0)

シリーズ 教員免許予備講習を受講して 3

            千葉県のある先生のレポートのつづきです。

 「受講のようす」

 さて、受講当日は朝8時50分までに兵庫県姫路市に行かなくてはなりませんから、朝一番の新幹線では間に合わず、前日から宿泊することになりました。今回の予備講習にかかった費用ですが、2日間の受講費は無料でしたが、交通費や宿泊代で約7万円ほどかかりました。宿泊先も、お盆のハイシーズン料金の時期に確保できるかどうか不安でしたが、いろいろ調べているうちに、「せっかく兵庫県まで行くのだから、この際、快適さを追求したい。さいわい?私一人で、夫も子どももいないし・・・」と妙に気が大きくなって、神戸で人気のリゾートホテルに2泊してしまいました。淡路島を望む海辺のホテルは波の音しか聞こえない、とても快適な環境でした。そんな楽しみがなければ、今回の講習は「単なる苦痛」でしたなかったと思います。

 実際、今回の受講者33人の中には、北海道の高校教員(!)や私と同じB市内の小学校教員も参加されていて、私が一番遠くからの参加ではなかった・・・と驚きました。その方たちと休憩時間に一番盛り上がった話は、「この講習を、いつ(7月の何日に)申し込んだか?」ということです。私たち受講者は全員、首から名札を提げることになっていましたが、名札には勤務校、氏名の横に番号が書いてありました。どうやらその番号は申し込み順だったようで、ある先生は、「私は申込開始日の深夜0時にFAXで申し込んだら、28番だった」「私は0時15分にFAXしたら、後日、大学から電話がきて、もしかしたら定員オーバーで受講できないかもしれないと言われたので、そんなのはおかしい!と文句を言ったのよ」・・・その方の番号は33番でした。今回の定員は30人でしたから、申込開始日に申し込んでも、開始後15分にはすでに定員オーバーということだったようです。私は5番だったのですが、私を含めた10人以上の方は、要項が出来る前に電話で大学に直接問い合わせていたので、そういう人には申込開始前に大学から電話があって、私のように受講が決まっていったようです。「まるで、芸能人のコンサートチケットを申し込むみたいだね」と、皆さんは口々あきれて言ってました。

 さて、肝心の受講内容ですが、次のような時間割でした。A大学は、その日の講義の後にまとめて試験を実施する形式でしたので、時間割にあわせて試験問題も書いておきます。試験は2日間ともA4用紙に論述形式で、授業のレジュメは持ち込み可。
 
 (時間割、試験等は省略)

 試験問題を見ていただいてわかるように、論述形式の試験を3問40分で解答しなければならないというのは、大変無理がありました。問題をみてその場で答えを考えるのでは、間に合わない。そのため、多くの方が昼休み等に試験対策のための勉強をしていました。私も、試験中はとにかく必死に書きまくった感じです。もともとやる気がなかったために準備不足で、私は千葉からシャープペンシルを一本持っていっただけでした。そのため、あわてて大学近くのコンビニでシャープペンシルの芯と消しゴムを購入しましたが、他の方は鉛筆10本くらい用意して試験に臨んでいました。



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mojabieda * 学校 * 18:29 * comments(0) * trackbacks(0)

シリーズ 教員免許予備講習を受講して 2

               千葉県のある先生のレポートのつづきです。

「受講申し込みにふりまわされる」

 5月中旬に前任校の先生から、「松戸にある聖徳大の予備講習に一緒に行かない?」と声をかけられたとき、私は免許更新制度のことを全く知りませんでしたし、まさか自分が該当するとは思ってもみませんでした。

 しばらくしてようやく免許更新制度のことがわかりかけた私は、慌てて近隣の大学等に電話をかけてみました。しかし、先着順方式の講習は「とっくに締めきりました」「予想以上の申し込みで、こちらもこれ以上は受け入れられません」「また来年・・・」等の冷たい返事ばかりでショックでした。その他に、学芸大のように抽選方式の講習というのもありましたが、抽選にハズレた時のことを考えるとバカらしい気がして、抽選の講習に申し込むのはやめました。そんなことがあって6月は授業どころではなく、予備講習の申し込みばかり考えていました。全く、本末転倒な話です。

 そんなある日(6月下旬)、教頭から「新しい開講講座がある」と教えてもらったので、授業の合間にかたっぱしから電話してみたところ、(兵庫県の)A大学は丁寧な対応で、「こちらも急にこういう話になって、当惑しています。7月7日の教授会で講座の内容を話すことになっているので、まだ要項もできていませんし、講座内容も未確定です」ということでした。受け入れる側の大学がそんな有様でしたから、今年はもうだめだ、受講をあきらめようと思っていました。ところが・・・。

 7月8日の期末考査中の17時40分ころ、ちょうど私は週番で、教頭とアラームをセットしようとしていたら、A大学から私あてにいきなり電話がきたのです。「先生、やる気ありますか?あるなら確保しますが・・・」といった内容の電話でした。突然のことでびっくりした私は、とっさに「受講します」と言ってしまい、今回のようなことになってしまいました。一緒にいた教頭には「Tさん、執念だねぇ」と言われましたが・・・。

 予備講習を受けることがこのような形で「妙にすんなり」決まってしまったので、私は帰宅してすぐに静岡の父母に電話し、8歳と5歳の子どもを預かってもらう約束をしました。さいわい、70歳を過ぎた両親とも「そういうことなら子どもの面倒はみるから、しっかり講習を受けてきなさい」と言ってくれたので、無事?講習に参加できる手はずが整いました。子どもが産まれてからというもの、夫は弓道の部活動等で忙しく、私の行動はすべて子ども中心で、今回の講習もまずは子どもの預け先が一番心配でした。子どもさえ預かってもらえば、あとは私が受講するだけ・・・。そんな気持ちでした。


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mojabieda * 学校 * 06:43 * comments(0) * trackbacks(0)

シリーズ 教員免許予備講習を受講して 1

 とんでもない教員免許更新制度。じっさいに昨年予備講習を受けた人のレポートがあります。シリーズ「教員免許予備講習を受講して」として転載させていただきます。レポーターは千葉県の教員の方です。

 「たった1枚の紙切れを手にするまで」

 今、私の手元には「免許状更新講習履修証明書(12時間分)」があります。たったA4用紙1枚の紙切れですが、この12時間分の証明書を手にするまで、一体、どれだけの時間とお金をかけたことか・・・。そして何よりも、講習を申し込むまでの精神的な苦痛と不安の日々を思い出さずにはいられません。

 私は2008(平成20)年8月18日〜19日の2日間、兵庫県姫路市にあるA大学で必修12時間分の予備講習を受講しました。半年ほどたった今、この時のことを思い出しても、我ながらよく、縁もゆかりもない兵庫県まで行ったなぁ・・・と思います(涙)。初めから遠隔地に行くつもりなどは全くなく、むしろ自宅から通えるところばかりを探していました。しかし、のんびり探していた私は甘かったのです!


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mojabieda * 学校 * 05:14 * comments(0) * trackbacks(0)
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