会場を準備する若者たち
受付の妙齢女性たち
いっぱいの会場
打ち上げのお好み焼き屋遠望(外でカップルを待つヒトビト)
ドラエモンのお好み焼き
15日に堤未果(つつみ・みか)さんの講演会がひらかれた。講演を聴くのは2回め。今回は主催者のはしくれなので、人がどのくらい集まるのか気になった。会場の椅子は100人分用意した。予備に50。いざ、蓋をあけてみると、ありがたいことに150人以上集まった。
さいきん岩波新書で『ルポ 貧困大国アメリカ』を出した。さらにさいきん川田龍平氏と結婚を発表したばかり。講演会をひらくにはずいぶんとタイミングがよかった。さらに前日と前々日に新聞が講演会のお知らせを載せてくれた(静岡新聞・朝日新聞)。
2回めということと、岩波の『ルポ・・・』や前著の『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命 ──なぜあの国には希望があるのか』(海鳴社)もすみからすみまでしっかり読んでいたので、話はよくわかった。
その前にアメリカの反戦の母というか、シンディー・シーハンさん(息子をイラク戦争で喪っている)の「母の日のメッセージ」のDVDを会場で上映したので、話はより分かりやすくなった。
講演の最後に主催者の若者から花束が贈呈された。声が小さくてよく聞こえなかったが、「ご結婚おめでとうございます」と言ったのだろう。講演のお礼も兼ねて。
終わったあと、参加者からシーハンさんのDVDはどうしたら手に入るかと訊かれて即答できなかったので、あとでネットで「シンディー・シーハン DVD』で調べると、「マブイ」(http://homepage2.nifty.com/cine-mabui/)というところで販売していることが分かった。2800円くらいか。心にひびく映像だった。
前回の講演のときは写真を撮り、講演の概略をブログに載せたが、それは困るということなので今回は内容の概略はなし。毎回刺激のあるいい話だった。
講演会が終わるといつも反省する。ああ、もっとたくさんの人に聴いてほしかった。もっとたくさんの人に声をかけるべきだったと。
しかし、いつも事前の動きがわるい。人を誘うのにおっくうになっていた。終わったあとはいつも講演者から勇気を与えられ、励まされる。
主催者はエバー・グリーンというふしぎな団体。高校生、大学生、市民、教員から構成されている老若男女が集まっている。今年で4年め。長倉洋海、高遠菜穂子、広河隆一、堤未果氏をお呼びした。そのつど150人以上の人々が集まってくれる。ありがたいことに毎回来てくれる人もいる。
終わったあとは打ち上げ。お好み焼き屋。すごい繁盛。大勢の女子高校生らしき打ち上げや、家族連れやカップルなどでいっぱい。エバグリの高校生たちはお好み焼きでドラエモンの顔を描いた。
みんなで車に分乗してお好み焼き屋へ行ったが、このエバグリ実行委員会で出逢って結婚しためでたいカップルがまだ到着しないという。地図を描いたわたしは、迷ったのかと心配して菜の花の咲くたんぼの交差点に立ってずっと待っていた。そうしたら、もういちばん初めに来て予約席に二人でちゃっかり座っていたという。
このちゃっかりカップルが、と思いながら、お好み焼きをひっくり返したらバラバラになった。しかしお好み焼きはおいしかった。