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津波が福島第1原発を襲った直前?と直後?らしい、空中からの動画を観た。どこで観たかというと、ネットのシュピーゲル・オンラインである。1号機をふくめ建屋はまだしっかり建っていた。しかし建屋からさらに海辺側のさまざまな原発関係の施設・設備がところどころ津波によってだろうか壊れていた。しかも拡大して見せてくれる。こういう動画はあったのだ。わすがな時間の映像だが、もともとは長い映像だったに違いない。破壊されたさまざまな施設・設備の状況が上空から細かく映されていたはずだ。こういう映像がすぐに公開されていれば、在野の原発関係の専門家たちが、今のような深刻な事態に立ち至る前に、原発の破壊状況の分析、具体的なアドバイスなどができたかもしれないのに、と思うとたまらない。
この映像を、わたしはテレビで観たことがない。11日金曜日の地震当日の夕方から12日の土曜日の午後の1号機の爆発までテレビにかじりついていたのに。それからその後も。当時テレビで写されていた映像は2年ほどまえの幻の涼やかな福島第1原発の映像ばかりだった。マボロシばかり観せられつづけたわけだが、マスメディアはすでに映像を入手していたかもしれない。
地震直後にドイツのシュピーゲルがわざわざヘリコプターを福島まで飛ばして来て取材したわけではない。しかしドイツの政府やメディアがこの映像を映していれば、おそらく地震直後に日本国民がネットやテレビでこの映像を観ることができたにちがいないと思う。
シュピーゲルの映像の隅を見ると、「Quelle:Verkehrsministerium Japan,Abteilung Tohoku」とある。出どころは国交省の東北地方整備局らしい。地震が起きた直後に原発周辺にヘリを飛ばしたのかもしれない。それをいまごろになって・・・。
シュピーゲル・オンライン「Wie der Tsunami Fukushima traf (どのように津波が福島を襲ったか)」の映像http://www.spiegel.de/panorama/0,1518,752985,00.html