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2011.05.04 Wednesday
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ドイツ気象庁(DWD http://www.dwd.de/)による放射性物質の拡散予報を毎日観ています。毎日トップページに日本地図が3枚貼りついています。いちばん下の三つめ「Loop starten(ループ開始)」がアニメーションになっています。
日本時間はUTC(協定世界時)から9時間すすめます。ドイツ気象庁では6時間ごとの予報をしています。
ただし、たとえば、現在の予報は2日(土)の21時を起点として、その2日の21時におそらく福島原発から空中へ飛散したであろう放射性物質の、その後の風向きなどの気象の予測から日を追っての(2日21時を起点とした放射性物質の6時間先ごとの3日間までの)「拡散具合」を数学的に計算して予報しているよう(したがって「濃度」を表す色別は相対的(relativ)なもの)です。いまのところドイツ気象庁がきちんとした放射線値を測定しているわけでも、ある地点での「公式な」放射線値を基にしているわけでもないようです。
とはいえ、この拡散予報、3、4、5日と、日を追うごとに太平洋岸の地方にだんだん広がっています。6日ごろから小学校などの入学式が行われ、新学期がはじまります。子どもたちが心配です。
それ以前に放出された放射性物質の拡散状況、それ以後に放出されるだろう放射性物質の拡散状況はもちろんこの予報では考慮されません。11日の震災時のトラブル発生からこれまで空中に飛散した放射性物質の総量はどのくらいでしょうか。それが今どのくらい残り、どこにどのくらい漂っているのか、さらにこれからどのくらい放出がつづくのかはまったく分かりません。