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公的な保護を

 「引用はご自由にどうぞ」とありましたので、武田邦彦先生のブログのことばを以下に引用させてもらいます。『 』内がその引用部分です。

 『全国各地で新学期が始まろうとしています。そして放射線の強いところも新学期に入る学校がほとんどのようです。それは、教育委員会が国の判断をそのまま取り入れて「安全だ」としているからです。でもこの問題は「安全かどうか」ではないのです。これについてのわたくしの見解をぜひ述べたいと思っています。/日本の法律では、1時間に0.6マイクロシーベルト(外部被曝と内部被曝の合計)を越えたら、そこを「管理区域」に設定して、掲示をし、一般の場所と違う取り扱いをします。/つまり、幼稚園、小学校、中学校で1時間の放射線が0.6マイクロシーベルトを超えている場合は、次の標識を学校の門に張ってください。/驚くべきことに学校が管理区域に入っているところが多いのです』

 とありました。標識とは「管理区域 許可なくして立入りを禁ず」という標識です。

 こういう標識でも出さないかぎり、ごく普通に学校では授業が続けられるでしょう。

 この前、わたしはドイツ気象庁とノルウェー気象研究所の放射性微粒子拡散予測をプリントアウトして、学童保育へ持って行きました。そこで説明をして、たいへん僭越ながら「できるだけ今日は外で子どもたちを遊ばせないほうがよいと思います」と学童の先生に申しあげました。お迎えのときには、さらに翌日の(もっとひどい)予測をプリントしてお渡ししました。そのとき「ドイツの予測は日本の気象庁の気象データを元にしているようです(決していかがわしいものではありません)。日本の気象庁も予測しているようですが、残念ながら公表していません(この時点ではまだ公表されていませんでした)」とお伝えしました。あとで子どもに聞くと、その日先生が声をかけて外でみんなでサッカーをして遊んだそうです。翌日たまたまわたしが車で小学校のグランド前を通りかかると、その日もグランドで学童保育の子どもたちが遊んでいました。わたしのプリントはあまり役立たなかったようです。それはそうでしょう、ドイツ気象庁なんてふつう誰も知りませんから。これがもし日本の気象庁の予測だったら、しかもテレビで新聞で流していれば、学童の先生方も少しは考慮にいれてくれたのではないかと思います。

 少しでも自重する。それしか自己防衛の手段がありません。しかしその自重にも限界があります。

 学校ではいよいよ新学期。桜も咲いて子どもたちは学校へ行くんだと気分がハイになっています。わたしも学校へ行かせたい。親ならだれもそうです。先生方も同じでしょう。だから「ごくあたりまえに学校生活を送る」ことができなくなる状況に思いを及ばせることができません。しかし事態が急を告げるのであれば、私的な自重ではなくて、「公的」な防衛策を強権的にでも、法律に準じて発動すべきだと思います。「教育委員会は政府と独立であり、それでこそ児童生徒を守ることができる」と武田先生も述べています。

 個々人の私的「思いやり」をテレビCMで毎日個々人に強制させている日本のマス・メディア。今いちばん必要とされているのは公的機関による公的な住民保護でしょう。

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mojabieda * 時事 * 21:51 * comments(0) * trackbacks(0)

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