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校庭の規制20ミリシーベルト?

 8日のニュースによると、中国ほぼ全土で放射性物質が検出され、各種の野菜からも検出されたといいます。ネット記事では「いずれも極めて微量で、人体に影響はないとしている」としめくくっていますが。

 中国でそうなら、日本など全土ですでに野菜などもみんな汚染されているかもしれません。もちろん「いずれも極めて微量で・・・」ということになるでしょうけれど。

 すでに北半球全体に福島の放射性物質が行き渡っているというニュースもありました。もちろん「量は極めてわずかで、人体への影響はないという」としめくくっていますが。

 とはいえ、とうぜんこの「極めて微量」は単体の話で、現実のわたしたちの生活では放射線量は足し算になります。たとえばホウレンソウばかり1年間食べつづける人はいないでしょう。水も飲むし、ご飯を食べるし、肉や魚を食べ、さまざまな野菜・きのこ類を食べます。しかも空気を吸って生きています。土に触れ、土埃も吸っています。

 このように野菜一つ一つを含めた肉や米や魚などのすべての食料、水道水、空気中の放射性物質を体内に摂取して起きる内部被曝と、外から受ける外部被曝をすべて足したものが、どのくらいになるのかが問題です。一つ一つは「極めて微量」であっても、これらを全部足せばどのくらいになるのか。

 しかも自然環境(自然放射線など)のなかにはもともと放射線があります。これも足さなければならない。航空機などを使って海外へ行く場合に浴びる放射線も人によっては足さなければならない。

 しかも放射性物質は一つだけではありません(ヨウ素、セシウム、ストロンチウムあるいはプルトニウム)。いくつもの種類があります。これも足さなければならない。

 では、自然環境や航空機以外で、つまり福島原発事故などによって被曝してしまう放射線の限度はどのくらいまでが安全なのでしょうか。その限度は?

 文科省のページの「日常生活と放射線」というPDFをみると、1ミリシーベルト/年が「一般公衆の線量限度(医療は除く)」と記されています。さらに2、4ミリシーベルト/年が「1人当たりの自然放射線」だと記されています。

 つまり、何かの都合で放射線を浴びる場合は、自然放射線もあるので、ふつうの人は1ミリシーベルトが限度だということになります(この場合の「一般公衆」というはたぶん健康な成人男子を意味するのでしょう)。

 中部大学の武田邦彦氏によると「この数字を少し超す場所(5ミリ)は「管理区域」という名前で普通のところ特別されて標識が立ち、そこに人が入ってはいけないというわけではないのですが、被曝する放射線量を測り、健康診断をするという必要が生じてきます」といいます。

 さらに限度のレベルとして「次に1年に20ミリシーベルトというレベルがあります。・・・これは仕事で放射線に携わる男性の1年間の限界です」。放射線の仕事に関わる人というのは、基本的に成人男子で健康な人で、きちんと被曝が測られている人で、しかも「危険」を承知で自分の意志でそれを選び取っている人です。

 また、政府系の機関「高度情報科学技術研究機構」のホームページには、「線量目標値」(原子力安全指針)は1ミリシーベルトの1/20の「50マイクロシーベルト/年」を原発の「周辺公衆」の安全のための「目標値」として記しています。しかもその目標値の50マイクロシーベルトは「気体廃棄物中の希ガスによる外部被ばく、ヨウ素の摂取による内部被ばく、液体廃棄物に起因する海産物摂取による内部被ばくの合計で評価する」と記しています。外部被曝と内部被曝の合計で50マイクロシーベルトが目標だと政府系の機関が記しているのです。

 さて、10日のネット記事を見ると、文科省が学校の「校庭活動」に放射線の基準を設けようとしています。記事には「同省などによると、基準は、児童生徒の年間被曝(ひばく)許容量を20ミリ・シーベルト(2万マイクロ・シーベルト)」とあります。これを基準として、この限度内なら校庭で遊んでも体育をしても大丈夫ということでしょうか。

 文科省はこの20ミリシーベルトという基準を(健康な成人男子でもなく、放射線の仕事にたずさわる人でもなく、自らの意志でその運命を選び取っているわけでもない)子どもたちに導入しようとしています。この20ミリシーベルトは国際機関や日本の法律などが定めているらしい1ミリシーベルトの、文科省自身が「一般公衆の線量限度」としてきた1ミリシーベルトの20倍です。政府系機関が記している原発の目標値の「400倍」です。

JUGEMテーマ:ニュース
mojabieda * 政治 * 15:00 * comments(0) * trackbacks(0)

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