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天災の事故ではなく人災の事件

 なんだか「想定外」が「免罪符」の役割を果たす時代だ。しかし果たしてこの「免罪符」は今回の福島原発の「事件」に通用するだろうか。ネットを見ていたら、つぎのような引用があった。これは孫引きになるが、そのまま引用する。西岡昌紀さんという内科医の方の文章。転載可ということで。

──ノンフィクション作家の広瀬隆さんが、昨年(2010年)発表した著作(『原子炉時限爆弾』(ダイヤモンド社)の中に、次の様な一節が有ります。

驚かずに、お読み下さい。

−−実はこの最終原稿を書いている最中の2010年6月17日に、東京電力の福島第一原発二号機で、電源喪失事故が起こり、あわやメルトダウンに突入かという重大事故が発生したのだ。日本のマスコミは、20年前であれば、すべての新聞とテレビが大々的に報じたであろうが、この時は南アフリカのワールドカップ一色で、報道陣として国民を守る責務を放棄して、この深刻な事故についてほとんど無報道だった。ショックを受けた東京電力がくわしい経過を隠し、それを追求すべきメディアもないとは、実におそろしい時代になった。そもそもは、外部から発電所に送る電気系統が四つとも切れてしまったことが原因であった。勿論、発電機も原子炉も緊急停止したが、原子炉内部の沸騰が激しく続いて、内部の水がみるみる減ってゆき。ぎりぎりで炉心融解を免れたのだ。おそろしいことに、この発端となった完全電源喪失の原因さえ特定できないのである。この四日前の6月13日に福島県沖を震源とするかなり強い地震が原発一帯を襲っていたが、それが遠因なのか?いずれにしろ、事故当日には地震が起こっていないのに、このような重大事故が起こったのだから、大地震がくればどうなるか。−−(広瀬隆『原子炉時限爆弾』(2010年・ダイヤモンド社)69〜70ページ)──(引用おわり)

 東電福島の事故はすでに去年あったのだ。毎日新聞の福島版にはかろうじて2号機トラブルを記事にしているが、その他ではネットでも検索できない。「外部からの代替電力の供給が行えず」と毎日は記しているが、その原因については何も記していない。問題はその原因のはずなのに。しかし、このような代替電源の供給不可事件がすでに福島第1原発で去年起こったのだ。つまり、今回のような事故が起こる事態は「想定」されていたはずなのだ。津波も地震もなくても「外部からの代替電力の供給が行えず」、もうすこしでメルトダウンという事故。百歩ゆずって大津波は想定外だったとしても、事故は十二分に想定内のはずだ。すでに「あった」のだから。これは今回の福島原発事故が「天災」ではなく、はっきり「人災」であることの証拠ではないのか。東電はこの1年間(というより9ヶ月間)何をしていたのか。さらに監督官庁であるなんたら安全委員会とか保安院とかは何をしていたのか。

 これを事故として天災のせいにするのか。それとも人災として事件とするのか。わたしは福島第1原発「事件」と呼びたい。

JUGEMテーマ:ニュース
mojabieda * 時事 * 18:50 * comments(0) * trackbacks(0)

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