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おいしいお酒を飲む

 

 夜の部しか参加できなかったが、おいしいお酒を飲んだ。
  
 どうしておいしいのかというとたくさん理由がある。
 
◯ 集まった人々の半数以上が若者だった(2、30代) 
◯ その若者たちが戦争と平和に関心があった 
◯ その若者たちと食事をつくった
◯ いっしょにつくり・食べてほのぼのとした会話ができた 
◯ オトナ?(オヤジ?オバサン?4、50代)は基本的に気心が知れた人々の集まりだった 
◯ 材料代など1000円でよいということだった・・・(缶ビールを3缶ほど飲んだが・・・) 
◯ お餅、お雑煮、刺身、お好み焼き、おでんなどたらふく食べた
 
 味な平和ゼミナールというもの。もともとはさる労組の学習会だが、今回の主役はピースメーカーとエバーグリーンの若者たち。
  
 こういう「飲み会」に出ると、酒場で飲む気がしない。料理づくりのフィクサーの橋本氏は「主権者は主催者から」をモットーにしている。主催する側に立って楽しむというのがいちばんだという。 
 
 真冬の夜を風に吹かれて帰ったが、心は温かだった。

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mojabieda * 学習会 * 22:26 * comments(0) * trackbacks(0)

映画『いのちの山河〜日本の青空II』

 映画『いのちの山河〜日本の青空II』を観た。

 たぶん観る人も少ないんじゃないかなあ、にぎやかしに行こうかな〜という軽い気持ちで会場へ行ったら、その途中の道から渋滞で、会場は超満員の立ち見。若い人は少なかったけれど観に来てよかったと思った。

 映画は敗戦後の日本の寒村で新憲法25条の生存権を実現すべく「いのちに格差はない」を信条に奮闘した一村長の生涯を描く。ドキュメンタリー風の映画で実話を元にしている。

 秋田との県境に位置する岩手の山の中の沢内村(現在西和賀町)。村長の名は深澤晟雄(まさお)。医者にかかることもできずに死亡する乳幼児や、家族に負担をかけることを憂いた老人の自殺など、さまざまな問題をかかえていた、豪雪によって孤立する山間部の貧しい村が、65歳以上の老人の医療費の無料化を実現させ、さらに乳児死亡率0を実現する。しかしその3年後に村長は病気で亡くなってしまう。たいへんな努力だったと思う。まさに「行脚と対話」によって新憲法による民主主義を実現させ、孤立と貧困とにあえいでいた村を経済的交流と精神的自立へとみちびき、村人の生命を守ることを何よりも村の最重要課題とした。そういう村をつくることに命をかけた人の半生を描いて感動的だった。日本にかつてそのような村があったことを広く世に伝える貴重な映画。

 「終末期」医療費を抑制するために後期高齢者医療制度をつくった役人や「『女性が生殖能力を失っても生きているっていうのは無駄な罪です』って」とか言ったという都の「地頭」など現代日本はどこで方向をまちがえたのか。

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mojabieda * 映画 * 22:45 * comments(0) * trackbacks(0)

宿題を犬に喰われる

 早朝、家でMacで仕事をしていると、とつぜんワードが書類作成途中でおちてしまい、バックアップされていた書類を仕事場に持っていったら、それは元にしていた去年の古い書類だった。

──(正月あけの仕事初日の)今日は、じつはまだ(わたしの宿題の)書類が出来ていない。パソコンがトラブって、新しい書類に古い去年の書類を上書きしてしまったらしい・・・とわたしが言うと、

──へんねえ、古い書類に新しいのを上書きする、っていうのはよく聞くけど・・・とだれかが言う。

──そりゃあ「宿題を犬に喰われた」って言い訳する高校生みたいだな、と口の悪い者が言う。

 この言い方がおもしろかったので、家で子どもたちに話すと、

──犬が紙を食べるの?と小さい方が言う。

──犬は食べないよ。紙を食べるのは山羊さんだよ、とわたしが言う。

 そう言って思い出したのは谷内六郎のレトロな絵。「おいしい宿題」という題。道端で花を摘んでいる女の子たちの横で、鞄からこぼれ落ちた宿題を山羊が食べている。これなら「(宿題を)忘れた」「だから明日持ってくる」という言い訳をしなくていい。証拠物件がシュレッダーにかける以上に完璧に消失してしまったから「宿題はきちんとやった」という言い訳も成り立つかもしれない。しかも山羊に喰われるというのは不可抗力の「事故」だ。こんなに都合の良い言い訳はないだろう。この絵は宿題を忘れた子どもたちの「初夢」だろうか、と思った。

 それにしても道端の犬が宿題を喰うというシーンはなかなかシュールでおもしろい。むかし「人間は犬に喰われるほど自由だ」といった写真家がいたが、犬に喰われるくらいが宿題の関の山だろうか。

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mojabieda * 日記 * 08:17 * comments(0) * trackbacks(0)

正月で頭がとろける

 食卓で子どもたちが「そんなとろけたビームなんか効かないよ」とか言っている。なかなかおもしろい表現だなと思った。「とろけた」とは「溶ける」と「トロい」の両方の意味が掛けられているのだろうか。

 正月そうそういくつか失敗をする。というか、明日初仕事という間際になってその前にしなければならない準備をようやく夜中に思いだした。さらに仕事をしている昼間、ケータイに連絡があって、すっかり忘れていた別の仕事を思い出した。

 よなべはやめて、初仕事の朝はやく起きて仕事の準備をする。提出すべき書類を完成させてしまう。完璧だ。ところが、そのファイルを別のファイルと間違えて持って行ってしまった。結局なんにもならなかった。

 さらにケータイで指摘してもらった仕事は翌日でなければできなかったので、初日は一日元気がなかった。失敗ばかり。

 さらにその日の朝、子どもを保育園に連れて行ったときに、「弁当」と記すべき出欠表に「○」(給食)と記してしまった。それで弁当と給食とを食べることになって下の子はずいぶんとまどってしまったらしい。帰りのお迎えに行ったときに確認のために記す「○」と勘違いしてしまった。

 正月ぼけで頭がすっかりとろけていたようだ。

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mojabieda * 日記 * 19:16 * comments(0) * trackbacks(0)

下の子のことば 9 など

 賤機山から静岡市街と富士山を望む

◯てんねんあけましておめでとう  元日の朝、お雑煮の食卓で開口一番「てんねんあけましておめでとう」と言う。根っからの「てんねん」かもしれない。ひさびさのヒットをかました。

◯まるみえこぞう  2日に初詣に行く。静岡市の浅間さん。安倍川を渡る手前で富士山がまるまる見える。それで「富士山が見えるよ」とわたしが言うと、「ほんとうだ、(富士山が)まるみえこぞうだ」と言う。「こぞうって何?」とたずねても、本人にもよく判らないみたい。おかしな語尾をくっつけているが、保育園児の強調語尾だろうか。

 今年も初詣は浅間さん(浅間神社)。いつもの年より道は込んでいなかった。天気もよく賤機山に登る。山頂から静岡市街が「まるみえこぞう」だった。

 山頂に静岡空襲のときの被害者を追悼する観音像が建つ。その横にその空襲を行ったB29爆撃機で墜落した搭乗員を追悼する碑が建っている。これらは地元の有志の方々が建立したもの。その手前には米国の関係者が2008年に寄贈した23名の搭乗員名を記銘した英語の銘板もある。

 それにしても思うのは、B29はどうして墜落したのだろうか。B29搭乗員数は1機で11名らしいから、墜落したのは2機だったようだ。英語の銘板には「killed」と記されていたが、敗戦濃い時期に迎撃する戦闘機もほとんどなかっただろうし(あったとしても高度がB29には届かないから迎撃できない)、高射砲による地上からの対空射撃などはるか上空を飛ぶB29にはまったく届かなかったはず。『静岡県の戦争遺跡を歩く』(静岡新聞社)を見ると「空中衝突した」とある。「killed(殺された)」と「空中衝突」(事故)とではまったく性格が違うように思うが、味方同士で空中衝突した事実をも関係者が「killed」と表現したのだとすれば、それは(敵・味方の別なく)戦争そのものによって「殺された」という意味なのだろうか。「軍功」とか「ぐんしん」とか「犠牲」などという美名で覆い隠そうとせず、(まっとうできたはずの人生を)「国家によるein sinnloser Kriegに駆り出されて、悔しくも中途で絶たれた」という思いをはっきりと伝えようとしたのだろうか。

 さてお正月はテレビにも読書にも縁がなくプラモデルづくりに終わりそう。上の子にはリモコンのロボットをつくった。プラモデルは指先が器用でないとつくれない。ボケ防止にはいいかもしれない。この平和な時代をいつまでも、と思う。

 今年もよろしくお願いします。

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mojabieda * 子育て * 09:53 * comments(0) * trackbacks(0)
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