スポンサーサイト
2011.05.04 Wednesday
一定期間更新がないため広告を表示しています
スポンサードリンク * - * * - * -
9、10、11月と、秋には運動会など、保育園・学校・学童保育・子ども会・地域の行事が集中する。それらが土日に行われる。
授業参観・文化祭・体育祭・オープンスクール・音楽会・遠足・ハロウィンパーティー・その他。
土日に行事が行われれば、親が参加できると、それぞれの団体は「良心的に」考える。そうして学校などでは週休日の「代休」があって月曜日などか休みになる。
そうした場合、親はたいてい、休みのはずの土日に出かけて疲れて帰ってくるが、親には「代休」はないし、むしろ、学童保育に預けている親は月曜日の学校の「代休」には困ってしまう。
しかも、そうした行事が秋にはたてつづけに、雪崩をうつように続く。すると親はどうなるか。
それぞれの団体はその時のたった一回の行事ですむ。が、子どもは一人だけ、という家庭ばかりではない。保育園・小学校・中学校・高校に通わせている子どもたちがいれば、それぞれの団体で、てんでに行事を五月雨式に土日に行うわけだから、秋の土日は行事の目白押しで休みがなくなるのだ。とくにシングルマザーやシングルファーザーの場合は、過酷な状況になる。ただでさえウィークデーは馬車馬のように・コマネズミのように職場でも家庭でも働いて疲れ切っているのに、さらに土日も・・・その上そこへ地域の祭りや運動会や文化祭が加わる。休みの日ぐらいはせいせいと休ませてよ、と全国の親たちは嘆いているかもしれない。
休みの日に休めない。何かへんなのだ。ほんとうなら、ウィークデーに親が参加できるような、そんな社会の常識と体制とが必要なはず。ウィークデーに仕事を休んで学校行事に参加などとんでもない、というのが社会の「常識」であるかぎり、親の負担はますます重くなってゆく。なにか歪んだ世の中。